| 益久のこと |
ここでは様々な角度から益久染織研究所の紹介をしていきます。
|
| 所主 廣田益久の独り言 |
皆様へ、自然へ、益を久しくおわけする それが私たちの仕事…、と心得ております
今皆さんの身の回りに溢れかえっている色々なモノをちょっと見てください。それ、ちゃんと気ぃ入れて作られたモノですか? それ、壊れたり破れたりしてダメになるまで大事に最後まで使ってますか? そして、どうしても使えんようになったら、しつこく別の使い道考えてますか? モノを作る モノを売る モノを使う モノを捨てる…。今、私たちの周りは“捨てる” で終わってしまっている世の中です。 でも、何か大切なことを忘れていませんか?私たちが住んでいるこの地球では、全てのものが“循環”してるんやそうです。水や、空気や、生き物に大切な炭素やミネラルなど、私は科学者ではないので細かいことはわかりませんが、そういった色々な生き物にとって必要なモノを、「自然」というすばらしいうつわの中で生き物とそうでないものがみぃんな一緒くたになって、順繰りに使い回ししてるんです。 こんなことではあかん!ただ“捨てる”のではなく、ここいらで私らはそろそろもうひとつ先のこと、“自然に還す”ことを真剣に考えへんと! いつもそう考えながらこの仕事をしています。 「昔の人は本当にえらかったんやなぁ」手作りの糸と布を作っていると、よくそんな風に思います。でも、それはその時代の人たちにはあたりまえのことで、それだけの手間ヒマかけて、はじめてモノができたんでしょう。だからとっても大切に使う。使えなくなっても、大事なものやから土に還したり、燃やして肥料にしたりする。ごくあたりまえに「自然」に還していたんでしょう。 手作りの自然のモノはとてもやさしい顔をしてます。 木綿を手で紡ぐ、そうして出来あがる糸の自然な感触は、今の高速の紡績機には絶対に出せへん風合いです。糸ムラもあるし、切れやすい。でも、それでいいんです。それが本来の糸の自然な姿なんです。 丁寧に作って、大切に使って、なるべく捨てずに自然に還す…。 そんな、ほんの百年ちょっと昔の人があたりまえにやってきたことを見習って、手”と“自然”にがんこに こだわって糸と布のモノ作りを続けていく、それが私たち益久染織研究所です。「研究所」と言っても白衣姿で手には試験管にビーカー…、ではもちろんありません。数人でやっている工房兼事務所ですが、私の周りもみんな同じ考えで一緒について来てくれる人たちです。柔らかい手触りの手紡ぎ糸や和紡布を一度手に取ってみてください。そこには自然のやさしさが必ず溶け込んでいます。そして、そういったやさしい自然から生まれた糸と布は全て自然に還ることが出来るモノなのです。 益久染織研究所の思いは 『私たちの和紡布や糸・布を通して人と自然の仲直りを!』 少々大げさですが本気です! 益久染織研究所 所主 |